4週間ぶりのうみうし部。長い梅雨が明けるといよいよ夏の到来だ!そしていつもの塩坂越へGO!

今回のうみうし部はひと味違っていた。いつもはオス臭い車内なのだが、女性2名が初参加ということで、どことなくいい匂いが漂う。

ところが、いつもの鯖街道に異変!土砂崩れの工事がようやく始まり、一方通行道路の信号の切り換えが速い速い。そんなこんなでレジャー目的の車が集中し、ババ込みではないか。朽木を通過できたのは、9時半を過ぎてからであった。集合を1時間早めたのも台なしである…
参加者/
MAYU、アジコバ、パパラッチ、NAKA、Nさん、Hさん

うみうし部カーが満席になったため、パパラ氏の車も出動させることとなった。
愛すべきプラントに到着!今回の滞在目標は30分。10時01分に入店した。
以下、余計な能書きはいいだろう。我々がどんな状態になったかは、退店時刻が物語っている。

退店時刻10時53分(←爆)

今回は以前から気になっていた18円コロッケに手を出した。味はどうだろうか?


途中、いつもお世話になっている海浜センターに立ち寄った。次週行われる鳥辺島クリーンアップキャンペーンの手続きを済ませるためだ。
(ちなみに台風5号の影響でクリーンアップキャンペーンは中止となった)


この海浜センターでの展示物は非常に興味深いものばかりなので、お子様がいらっしゃるご家族にはぜひとも訪れていただきたいスポットだ。施設見学は無料というから、お財布の厳しいお父さんでも充分に家族サービスができる。ついでにナチュラリスト登録(無料)を行い、センターの行事に16回参加すると、ナチュラリストリーダーへと昇格できるのだ!
(詳しくはホームページにてhttp://www.fcnc.jp/


その後、食見名物である、おさるさんに遭遇。
Nさん曰く、シカもいたらしい。
塩坂越に到着。心配していた土木工事の影響はさらにひどくなっていた。洞くつポイントまで広がる勢いだ。

この土木工事になんの意味があるのだろうか。気を取り直して、さっそくモンベルのタープを張ることにした。設営場所が岩場の上だったためにその効果を充分に発揮してはくれなかったが、コールマンなどのブルー系タープとは異なり、鮮やかなグリーンの色彩がなんともインパクト。モンベルのロゴも際立っている。とても良い目印になり、みんな満足気(とくに購入者のMAYUは)だったが、天気が悪く、ほとんど使用する者はいなかった。もちろんMAYUもその一人だったりする…オイ!



野外クッキング
女子が参加するのでまだまだグルメ系は健在。今回は七輪を持参した。


●18円コロッケ
●焼き鳥
●ししとう
●とうもろこし
●ハマチの塩焼き
●アジコバ氏特製ハマチの照焼き
●NAKA氏特製たきたてゴハン
●サバのみりん干し
●焼きバナナ

などなど、今回も食料は豊富である。
はっきり言って多すぎた。素潜り前の鉄則もどこへやらである。気になる18円コロッケは地元パートのおばちゃんのお手製だろうか。ほのかにサツマイモの香りが漂い、とても美味しい。前回の活動時に食べたお惣菜のレベルの高さといい、おばちゃんたちの実力が伺い知れる。
ぼちぼちと素潜りの支度を始め、各自エントリー。初心者がいることと、工事の影響が岩場まで来ているので一つめの洞くつまで行ってみて、引き返すルートになった。
今回、シュノーケルが初めてだというNさんのために、NAKA氏とアジコバ氏がマスクと磯遊び用の靴を提供してくれた。透けたシャツに興奮したのであろうか。アジコバ氏は、シュノーケルクリアの方法を丁寧に指導している。パパラッチ氏もNさんの浮き輪をしっかり掴んで誘導している。実にやさしいうみうし部の男たち。いつもの潜水馬鹿とはひと味違うというところをアピールだ!
実は今回、初の日本海シュノーケルだというNさんとHさんのためにこんなモノを用意していた。
うみうし部特製の「ウミウシ図鑑in常神半島」!

うみうし部が常神半島にて観察したウミウシの種類を一覧にまとめていると共に、ウミウシ観察のポイントも付け加えた。
MAYUは作成している間、これこそナチュラリストに相応しい下準備だよなぁ…と会社のMacの前で自分に酔っていたのだが、メンバーからは「親切の押し売りでは…」という真っ当な意見も…。みんなが楽しんでくれるんなら、これくらいいいじゃないかっ!

それはさておき、ウミウシを初めて見るNさんに、図鑑で予習をして頂き、彼女が本物のウミウシを見てどのような反応を示すのかがとても楽しみであった。

ウミウシ眼力に優れているNAKA氏は、深度2mほどのところでさっそくサラサウミウシを発見。NさんとHさんに見せてあげようとみんなキモイくらいにジャックナイフを繰り返すが、なかなかうまく行かない。禁じ手だが、そっとサラサを掴んでNさんのうき輪に近付けた。だが、水面に上げた途端、サラサの色彩が危険信号に!このままでは死んでしまう!すぐに海の中へ帰すことにした。危険信号を発したサラサウミウシ…無事だったかどうか確認することはできなかったが、さすがパパラッチ氏。死にかけたサラサが復活したところをきちんとカメラに収めてくれた。ひと安心である。ごめんよ、サラサ…

続いてはアオウミウシ。アオウミウシといえばダイバーのログ付けにも登場しない一番マイナーなウミウシだ。過去、うみうし部が冬のダイビング遠征を行った串本にて、ガイドにタンクをけたたましく鳴らされ、「これ見て」と紹介されたのが、アオウミウシであった。その時のメンバーの微妙な顔は今でも目に焼き付いている…。そんなアオ。アンケートでは必ず上位に入る人気者である。話がそれたが、NAKA氏が小さなアオウミウシを指に付けてNさんとHさんに紹介した。オレンジの触覚が波に揺れてピロピロ動く様がNさんのハートを掴んだらしく、「かわいい!」と大いに喜んでくれた。

そして、日本海といえばシロウミウシは外せない。交接遭遇NO.1と言っても過言ではない性欲たっぷりのシロ。もちろん今回も交接中に出くわした。キレイな模様をしているんだけどなぁ…
ウミウシの紹介はこれくらいにして、ホンダワラに付着している海のそうめんであるアメフラシの卵を見せたり、岩場に隠れているゴンズイの群れを教えたり…素人素潜り集団が持っている全ての知識をふり絞って、いろんな海の生物を紹介した。…つもりである。
NさんもHさんも満足してくれたようである。

透明度/5m
水温/27℃
エントリー時間/約1時間(女性2名が寒さを感じたため、すぐにエキジット)


エキジットして黒砂糖入りのコーヒーを飲む。暑くてもホットコーヒーが旨い。その後、恒例の梅の湯さんで汗と塩を流し、帰路についた。

鳥辺島を眺めることができるスポットでは、バナナの皮を投げるマリオカートのワルオポーズでカメラ目線を送るNAKA氏にみんな爆笑だったが、本人が一番この写真を気に入っていたため、年賀状にする!と断言してくれた。来年が楽しみである。


恒例の王将では、餃子以外にもマーボ豆腐やシュウマイなどを注文し、恒例のキャッシュバック会を行って解散した。今回の活動費用は風呂代、晩ゴハン代を含めて一人¥2,800で終了した。

初参加のNさん、Hさん、渋滞に巻き込まれながらの過酷な活動でしたが、参加して頂いてありがとうございました。

●おまけ

塩坂越は土木工事の影響で、とても痛々しい状態になっていた。生物の量も工事前に比べて激減しているように思われる。なんといってもスズメダイやマメアジなど、群れを作る魚があまり見られなかった。濁っているせいもあるが…。(ついでに報告しておくと、愛らしいジョンの姿も見られなかった…海水浴客に驚いて雲隠れしているだけだと思うが)残念ながら、次回からは工事が落ち着くまで活動の中心を神子と食見に変更しようと考えている。

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