9月10日。暦の上ではとっくに秋なのだが、日本海はまだまだシーズンまっただ中。

今回はこのサイトを見て「うみうし部」を知り、興味を抱いたというエリコさんとnaoさんが参加することになっていた。普段はサーファーだというだけあって、ウエットの有無の心配はなかったが、フィン、マスクなど、うみうし部から提供できる「あればなお良い」という予備の道具をお貸しすることになった。


参加者/MAYU、NAKA(別名:若狭のジャックマイヨール)
アジコバ、パパラッチ、エリコさん、naoさん


待ち合わせ場所は、食料庫「プラント」の駐車場。大きなハイエースが小さなラウムに近付いてくる。エリコさんとnaoさん合流。

初対面のメンバーもいるので、簡単に挨拶をすませ、さっそく食材庫に向かった。今回仕入れた魚はなんと、シイラ。

1匹寂しくハマチの中に列んでいた所を見ると「漁船の網に入っちゃった」といった様子。これはもう我々が消化してあげるしかないではないか。だが、あまりにも大きかったため、半身だけを頂いた(あとの半身はどなたかに…)半身だけでも490円というプライス。プラント、いつもながらに素晴らしい。

食材を購入し終え、前回工事中で痛々しくなっていた塩坂越へ向かうことにした。田烏トンネルを抜けたところで、どんどん雲行きが怪しくなってきた。
塩坂越に到着。堤防の工事がまだ終了していないようだが、海面を確認すると透明度が少しだけ回復している。大好きな洞窟ポイントもこれなら行けそうだ。MAYUが車を誘導し、適当な場所へ停めようとしたその時、地元の方がやってきた。塩坂越のポイントは危ないので閉鎖中だという。「工事は手前でやってるから、奥の岩場なら問題ないですよね?」と粘ってみたが、トラブルを起こしては何もならない。「侵入禁止」という標識も見えたので、今回は諦めることにした。塩坂越…この先どうなってしまうんだろう。

そうこうしているうちに、雨が本降りになってきたので、メンバーと相談する。「今日は食見にしよう」。ハイエースで待機して頂いたエリコさんとnaoさんに食見へ行くということを伝え、常神を後にし、もと来た道を戻ることにした。
福井県海浜センターに到着。

受付へ行き、センター裏で「素潜り」をさせて欲しい旨を伝える。許可が出たので、車2台をビーチへ降ろした。

天気が微妙なので、モンベルターフの出番だ。…が、今回は総勢6名の参加なので、ミニヘキサターフが満員状態だ…。アジコバ氏に至っては背中が完全にずぶ濡れである…
小さなターフ内ではプチ宴会が始まっていた。

「いやいやどうも今回は御参加ありがとうございます〜」

お茶やビールで軽く乾杯。調理担当のアジコバ氏がシイラの刺身を手早く完成させてくれた。みな、シイラは初体験。見た目は…白身魚に似ている。味は…うまいっ!!淡白な味わい。だが、それがかえって食べやすい。ハマチの油よりもあっさりしているので、いくらでも箸がすすむ。

火起こし担当のNAKA氏が鶏むね肉の塩焼きを作る。これもまた淡白でうまい。シイラの塩焼き、シイラの照焼き…とりあえずひと通りためしてみた。案の定、お腹は満腹だ。今回も素潜りの掟がどこかへ行ってしまった…。

ちなみにシイラだが、余った切り身をアジコバ氏が帰宅後、フライにしたらしい。レシピをネットでチェックしたが、やはりフライが王道の食べ方らしい。
時計が13時をまわってしまったので、そろそろ準備に取りかかった。特攻隊長のNAKA氏がエントリー場所の偵察へ行った。戻って来てひとこと。「今日は波に乗った方が良い」。…エリコさん組はともかく、他はみんなサーフィン未経験だろう…。波予報では2.5mうねりアリ。絶好の素潜り日和り…ではなく、サーフィン日和であった。
海浜センター裏の遊歩道から、エントリーポイントへ向かう。波はやや火曜サスペンス劇場を思わせる。フィンを履いていないエリコさんも居るので、あまり遠くへ行かず、近場で観察することにした。

「お互いを確認し合いながら行ってくださーい」
波はややうねりがあるが、海の中のコンディションはとても良かった。アイゴやイシダイの幼魚が顔を出している。アオリイカは少し育っていて大きくなっていた。水温も丁度よいので体温が奪われず、動きが楽だ。パパラ氏は動画で魚を追い掛けている。かなり動きがスムーズだ。エリコさん、フィンなしで潜るのは至難の技なはずだが、センスが良いのか、すばらしい動きである。MAYUは岩に小石をコンコン当ててベラを集めてみた。なんとキジハタ(yg)も寄って来た。

海浜センター裏の海はかなり良い。時間帯によっては岩の裂け目を通ることができ、まるでダイビングをしているような感覚に陥る。塩坂越もとてもよいポイントだが、この食見〜世久見間は潜るたびに新しい発見がある。

エキジットし、モンベルターフへ戻ると、突然のスコールが。天然シャワーは大歓迎。みなウエットで立ち尽くしたまま雨に濡れたが、端から見れば「あの大雨の中、なにしとんねん…」ただの変人である。
コーヒータイム中、naoさんがウエット脱着バケツ(←ダサいネーミングにしてしまって申し訳ない)を取り出した。砂が付かないので脱着のストレスがないらしい。naoさん曰く「このバケツは革命や!」とのこと。

後日談だが、そのバケツを所持しているというNAKA氏の強い勧めもあって、MAYUもさっそくこのバケツを使用してみたのだが、かなり使い心地がよかった。確かに自分の中で革命が起きた!!メッシュバックを止めて、こいつに替えようかと思ったほどである。その後、MAYUがNAKA氏からバケツを奪い取ったことは言うまでもない。
ちなみにこのバケツ、街中の雑貨屋では定番商品として人気が高く、カラーも豊富である。値段もリーズナブルなので、興味のある方はぜひとも手に取って頂きたい逸品だ。ひと回り小さいサイズもあるようだが、間違いなく、をお勧めする。

その後、ラウム組とハイエース組は現地で解散。途中、プラントに立ち寄ったところで再度naoさんと再会。どうやらエリコさんが波酔いしてしまったらしい。大丈夫だったのだろうか?だが、フィンなしでの素潜りの勇姿は今でもうみうし部の語り種になっている。


エリコさん、naoさん、初のご参加ありがとうございました。

最後はもちろん王将の餃子で締めくくった。本日も無事解散!安全に帰宅!




次週はいよいよ和歌山遠征!…だが南からの強烈なうねりがうみうし部を襲う。
果たして、和歌山遠征はどうなってしまうのか!?

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